インドネシア出張に行って参りました ~フックマットはどうやって出来ているのか?~編
いつもお世話になっております。フジスター株式会社です。
いよいよ、冬らしい気温となり雪の便りも届き始めてきましたね。
皆様、風邪にはお気を付けくださいね。
さて今回の記事は先日インドネシアのバンドンという場所へ出張に行った際、
提携工場から許可を頂いた工場等の内部写真を
部分的にですが撮らせて頂きましたので簡単な
解説と共にブログに上げてみたいと思います。
フックマットがどうやって出来ているかが少しでも
イメージして頂けると幸いです。
訪問先インドネシア(バンドン)はどこにある?
バンドン(インドネシア語: Kota Bandung)は、インドネシアのジャワ島西部にある都市(市)である。
西ジャワ州の州都であり、また、インドネシアでジャワ人に次いで人口の多い
種族であるスンダ人が生活し、スンダ語が話される「スンダ地方」の中心地である。
植民地時代に政治・経済・文化の中心地の1つとして発展し、
また快適に過ごせる住環境でもあったことから
「ジャワのパリ(Paris Van Java)」と呼ばれ、多くの外国人(オランダ人・中国人・日本人など)が居住していた。
※Wikipediaより引用
産業面では縫製業が昔から盛んだそう。主にアパレル系がメインではありますが
マット生産工場も点在しているそうです。
さて本題のフックマットについてのご説明です
フックガンという道具を使い、手作業で
基布(マットの元の布)にパイル糸を
刺繍しラテックス(糊)と裏基布で固定する手法で作るマットです。
※フックガン(先っぽにはカットするハサミのようなものもあります)
フックマット工場の流れ
※少し説明が足りない部分もございます(全てのフックマットに当てはまる訳ではありません)
その1:元になる図の作成
まず、柄の元になる版を基布に描きます(版画を作る用法と似ていて上から黒い塗料をこすり付けます)
※通称型付け
※こすっている様子
※版画の元の図案
図案にはは穴が開いていますので白い布に黒い塗料を塗ると
基布にフックガンで作業する目印が付いていきます。(説明が下手ですみません・・・)
※別の柄ですが柄が基布に写っているのが分かります
その2:フックガンで加工していきます。※動画でご覧下さい
※ご覧頂いている環境によって再生されない可能性もございます
その3:ラテックス(糊)で固定します
※その後乾燥させます
その4:裁断縫製耳加工
裏面の端を手作業で固定していきます
その5:シャーリング加工
毛足をカットして揃えていきます
その6:仕上げと検品
細かい毛並みが揃っていない部分等、ここも一つ一つ
手作業で刈り揃えていきます。
簡単ではありますが、以上が一連の流れとなります。
いかがでしょうか。部分部分足りない説明もありますが
少しでもフックマットが出来るイメージが膨らんで頂いていたら幸いです。
この記事へのコメントはありません。